静かな湖畔の森の蔭から
「お姉ちゃん、どうしても……ダメ?」
「ダ・メ♪ いいからほら、服をはだけて」
「だって……」
「服の上からより、直接揉んだ方がいいのよ、ほら」
「は〜い……」
しぶしぶながら、服をはだけるチルノ。氷精ゆえの透き通るような白い肌が顕になる。
「相変わらず小さいわねえ」
「お姉ちゃんだってヒトの事い……」
「何話しかしら?」
「イエ、ナンデモアリマセン」
「じゃ、身体のから力を抜いてね」
そして、チルノの後ろに廻りこみ、軽めに揉み始める。
「イ、イタイイタイ」
「ちょっと強すぎたかしら」
「う〜、イタイって」
「じゃあ、これくらいで。チルノももう少し体の力抜いて」
「あ、なんかくすぐったいような、ヘンな感じ……」
「それじゃあ、こんな感じで……」
しばらく続けるうちに、チルノの白い肌に軽く赤みが差し、綺麗な薄桃色を呈してくる。
また、うっすらと肌を被う汗が、チルノの惚けた様な表情と相俟って、艶のある雰囲気をかもし出していた。
「な、なんかあんまり体に力が入らない……」
「♪」
「頭もボーっとして……」
「あら?」
「…………」
「チルノ?」
「……はうっ」
突然チルノの身体がビクンと撥ねる
「チルノ……よだれ」
「あう」
「あなた……寝てたわね」
「だって、なんかボーっとして、気持ちよかったから」
「せっかく肩揉みの極意を、身体を以って教え込んであげようと思ったのに、寝てたらダメじゃない」
「う〜……」
少ししょげた様子で俯くチルノ。
「怒ってないから、そんなにしょげないの」
幻想郷は今日も平和だ。
(了)
あとがき
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